カモメに飛ぶことを教えた猫(ルイス・セプルベダ)
これから卵を産むけれど、それを食べないで。
ひなが生まれるまで、卵のめんどうを見て。
ひなに飛ぶことを教えて。
作品紹介
ある日、日光浴をしていた黒猫のゾルバのところへ、瀕死のカモメが空から落ちてくる。カモメは消え入りそうな声で、ゾルバに三つの誓いと共に、卵を託す…。
フォルトゥナータ(幸運の者、の意)と名付けられたひなカモメは、ゾルバをはじめとする猫たちの愛情に育まれ、健やかに成長していく。
だが、その誓いを守るには、大いなる知恵とまわりのみんなの協力が必要だった…。
ヨーロッパでは『8歳から88歳までの、若者のための小説』と絶賛され、大ベストセラーとなった、愛と感動の物語。