つくも神(伊藤遊)
長い時を経て魂を宿した道具たち…『つくも神』の物語。
作品紹介
主人公は小学6年生の女の子、ほのか。
最近、ほのかは何だか気分がすっきりしない。
中学生の兄は、最近、悪い仲間とつきあっているらしい。
お母さんは、兄のことでいつもイライラしている。
同じマンションのおばさんは、そんな兄のうわさを流しているようだ。
そんなある日、ほのかが住んでいるマンションでボヤ騒ぎが起こった。
その翌日、ほのかはエレベーターの中で怖い顔をした置物を見つける。
それ以来、ほのかと兄の周りでは、不可思議な出来事がたびたび起こるようになるのだが…。
そんな中、ほのかはなぜか、隣の家のおばあさんと土蔵にひかれてゆく…。
古いものを新しいものに置き換えるだけでいいのか?現代社会の問題をユーモラスに描く一冊。